BBクリームの上にパウダーを重ねるメリットと使い方(順番)|BBクリームの桜花媛

BBクリームは、化粧下地や美容液・ファンデーション・日焼け止めなどの役割をまとめているだけではなく、仕上げのフェイスパウダーをしなくても皮脂や汗を吸収して化粧の持ちを良くする機能を持っています。
それでも、BBクリームを愛用している方は、フェイスパウダーと一緒に使っているという方も多いようです。
本来必要ないのに、手間が増えるというのに、あえてフェイスパウダーを使う目的は何なのでしょうか?
そのメリットなどを紹介していきましょう。
フェイスパウダーとは
リキッドファンデーションの仕上げに顔全体に伸ばすと、テカリを抑えたりメイクの持ちを良くします。
形状は、粉状のルースパウダーと、粉状のパウダーを圧縮させて固めた固形のプレストパウダーがあります。
◇「BBクリーム」+「フェイスパウダー」の目的とメリット
- 1.普段だけではなく、夏や外の活動の際に皮脂や汗を抑えてメイクの持ちが良くなる
- 2.多少、肌とBBクリームの色に違和感があっても、使用すれば違和感ない仕上がりにできる
- 3.光を拡散して肌に馴染むので、透明感のある肌になる
- 4.皮脂による顔のテカリを抑える
- 5.顔の赤みを抑える
- 6.製品によっては、紫外線を反射するものもある
- 7.顔を立体的に見せることができる(ハイライト効果)
- 8.色のついたパウダーは、より、しっかりメイクになる
- 9.BBクリームのヨレやムラを防ぐ
- 10.毛穴やシミ・くすみ・しわなどをカバーする
- 11.花粉やほこりなどが肌に付着するのを防ぐ
以上のように、BBクリームの上にフェイスパウダーを重ねることにより、機能面・見た目の両面で様々なメリットを得ることができます。
◇花粉の季節にフェイスパウダーを併用する効果
特に花粉が多く飛ぶ季節にはフェイスパウダーで肌表面をサラサラにしておくことは、花粉がお肌に付着するのを防ぐのに役立ちます。
お肌の表面が汗やファンデーションでベタベタしていると、花粉が付着しやすくなります。
花粉がお肌に付着することでお肌のバリア機能を弱める、という研究結果もあります。
BBクリームのあとにパウダーを重ねてお肌表面をサラサラにしておくことで、花粉の付着を防ぐ効果が期待できます。
◇BBクリーム+フェイスパウダーをオススメするシーン
通常はBBクリームだけでもメイク効果は十分にありますが、
- 自然な仕上がりを目指している
- 肌色とBBクリームの色に若干の違和感がある
- 乾燥肌や皮脂性肌で顔のテカリやメイク崩れが気になる
- 汗をかきやすい環境で過ごす
- お肌に付着する花粉を少なくしたい
「BBクリーム」+「フェイスパウダー」の順番とその使い方
◇「BBクリーム」+「フェイスパウダー」の順番
まず基礎化粧品でお肌を整えた後、BBクリームを塗り、仕上げにフェイスパウダーを重ねるのが正しい順番です。その際に注意するのは、
- BBクリームは厚塗りせず、全体に薄く均一に塗る
- フェイスパウダーは一度パフにとったあと、手の甲やティッシュペーパーで余分な粉を落としてからやさしくお顔全体にのせる
- ブラシでパウダーをつける場合は、大きめのパウダーブラシを使い、ブラシにパウダーをとったあと、手の甲やティッシュペーパーで余分な粉を落とし、お顔全体にやさしくのせる
BBクリームを付ける前には、化粧水や乳液などで肌を整え、基礎化粧品がしっかり肌になじんでからBBクリームを重ねましょう。
フェイスパウダーは、パフにつけたらしっかりもみこんで余分な粉を落としてからつけましょう。
そのパフを、BBクリームを塗ったあとの顔に、力は加えずポンポンと押さえる感じで軽く押し付けます。
小鼻や目頭・まぶたなど立体的な部分はパフを半分に折って丁寧につけていきます。
最後にパウダーブラシで余分な粉を落とすとなお仕上がりがきれいになります。
フェイスブラシを使ってパウダーを重ねてもOKです。
粉含みのよい大きめのブラシをつかってふわっとのせると粉っぽくならずきれいに仕上がります。
マスクへの色移り防止にもフェイスパウダー
フェイスパウダーの役割・メリットは上で述べたとおりですが、実はフェイスパウダーは、マスク生活で起こりがちなマスクへのベースメイクの色移りも軽減することができます。
マスクを正しく装着するためにはお顔にしっかりと密着させる必要がありますが、そうするとどうしてもベースメイクがこすれて落ちやすくなってしまいます。マスクをはずすシーンで、マスクによるベースメイクの崩れが 気になるという方も多いのではないでしょうか。
そのようなときにもBBクリーム+フェイスパウダーの合わせ技が有効です。
マスクへの色移り防止したい場合は、フェイスパウダーをパフにとってパフをもみこんだあと、少し力を入れて肌にパフを押し当てるようにしてパウダーをのせていきます。密着度があがり、よりBBクリームがマスクに色移りしにくくなります。
徹底的に対策したい方はマスクにもひと工夫。透明(ルーセント)タイプのフェイスパウダーを小さめのブラシにとり、鼻筋や頬があたるマスクの上辺部分にフェイスパウダーをあらかじめ付けておきます。これで、マスクをはずしたらBBクリームの色がベッタリ、ということを減らせます。
(マスクにパウダーを付ける際はパウダーを吸い込まないよう、鼻腔や口が当たる部分には付けないようご注意ください)
ポイントメイクの崩れ防止にもフェイスパウダーが使える!
BBクリームでベースを整えたあとにポイントメイク(特にアイメイク)をする場合、崩れ防止にフェイスパウダーが役立ちます。
- アイシャドウの前にまぶた全体に アイシャドウをのせる部分にあらかじめフェイスパウダーを薄く付けておくと滲みやパンダ目になるのを防ぐことができます。
- マスカラの前にまつ毛に まつげにフェイスパウダーをのせるの?!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、スキンケア後のまつ毛には化粧水や乳液などが意外と付着しています。
上まぶたに引いたアイラインが下まぶたに移ってしまったり、マスカラがパンダになってしまいやすい方は、細いブラシにフェイスパウダーをとり、アイホール全体からまぶたのキワまでフェイスパウダーを仕込んでおくと良いでしょう。
その状態でマスカラを塗っても時間とともにまつ毛が下がってきてしまうことがあります。
細いブラシにフェイスパウダーをとり、目を閉じた状態でまつ毛に薄くフェイスパウダーをのせます。それからビューラー+マスカラをするとカールが長持ちします。
フェイスパウダーに関する疑問
Q.フェイスパウダーとパウダーファンデーションの違いは?
A.一番の違いは、含まれる油分です。
フェイスパウダーは、一番油分の少ないファンデーションなのです。
フェイスパウダーはリキッドファンでションのあとの仕上げとして使うのに対し
パウダーファンデーションの仕上げにフェイスパウダーは必要ありません。
Q.フェイスパウダーの代わりにベビーパウダーではどうか?
A.BBクリームのあとにベビーパウダーを使う方は、実際にいるようです。
しかし、ベビーパウダーは化粧品ではなく、赤ちゃんの汗や皮脂を吸収するものなので、
色の調整ができない点や、乾燥肌の人が使うとさらに肌を乾燥させてしまうので、
乾燥肌の人には向いていません。
また、つけすぎると”白浮き”してしまいます。
肌にやさしくコストが安いという反面、乾燥肌の方には向かない、
つけすぎると白塗りになる、フェイスパウダーほどのカバー力はないなど、使い方には注意が必要です。
Q.フェイスパウダーと白粉(おしろい)の違いは?
A.同じです。
どちらも、メイクの仕上げに使って、メイクのテカリやべたつきを抑えてメイクの持ちを良くする目的があります。
ベビーパウダーを使うメリットと効果

フェイスパウダーのかわりにベビーパウダーを使う一番のメリットと言えば、やはりお肌に負担がかからない点です。 ベビーパウダーはその名前の通り赤ちゃんのお肌に使うことを目的として作られているため、植物でんぷんやタルクなど天然成分が主です。
フェイスパウダーは油分が控えられているとはいえ「粉の多いファンデーション」なので、ベビーパウダーとフェイスパウダー、どちらがお肌に優しいかは一目瞭然ですよね。
ベビーパウダーは、赤ちゃんの汗や皮脂を吸着する役割があります。
そのためBBクリームの上にベビーパウダーを使うことで、夏場のメイクのベタツキを抑えたりテカリを防止して化粧崩れを防ぐ効果があります。
ベビーパウダーを使う際の注意点
お肌に優しくメイク崩れを防ぐ効果のあるベビーパウダーですが、忘れてはならないのが「メイクを目的に作られたものではない」という点です。
そのため使い方にいくつかの注意が必要です。
カバー力を期待しない
乾燥がちになる
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アスリジエLAB.編集部
桜花媛が運営するアスリジエLAB(ラボ)の編集員で構成。メイクやスキンケアのヒントをお届けしています。アスリジエの名前は「明日のわたしがもっと花開く」という願いを込めて、日本語の「あす」とフランス語の「スリジエ(桜)」から生まれました。
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