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BBクリームとDDクリームの違いとは?CC・EEクリームと併せて解説!|BBクリームの桜花媛


BBクリームとDDクリームの違いとは?CC・EEクリームと併せて解説!|BBクリームの桜花媛


今やベースメイクの定番アイテムとなったBBクリームに続き、CCクリームやDDクリーム、EEクリームなど、コスメコーナーにはさまざまなアイテムが並んでいます。あまりにも種類が豊富で、「何が違うの?」「どれを選べば良いのかわからない。」という人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はBBクリームとDDクリームの違いを中心に、CCクリームやEEクリームの特徴なども含めて、それぞれの違いやベースメイクの選び方について紹介します。



DDクリームとは?DDクリームの特徴を詳細解説!



DDクリームはBBクリームと何が違うのか、詳しく解説します。

◇DDクリームとは?


DDクリームの“DD”が何の略称なのか、実は決まった意味や定義はなされていません。しかし、大きく分けると、「Dynamic Do-All」(強力なオールインワン)と、「Daily Defense」(毎日の保護)という2種類の異なった意味・定義が存在します。

「Dynamic Do-All」の略称であるDDクリームは、1本ですべてのベースメイクが可能な、時短メイクのアイテムとして位置づけられます。一方、「Daily Defense」の略称であるDDクリームは、全身の保湿のために使われる透明なクリームを意味し、ファンデーション効果はありません。

◇DDクリームの特徴


DDクリームの特徴として、BBクリームとCCクリームの機能を兼ね備えている、いわゆる“いいとこ取り”のコスメであるということが挙げられます。BBクリームのようなクリーミーな質感とカバー力に加え、CCクリームの特徴である、伸びの良さを併せ持っています。

また、DDクリームには、美容液や保湿クリームのようなスキンケアとしての機能と、ファンデーションやコンシーラーのようなベースメイクとしての機能があり、どちらの機能を重視するかによって、どのDDクリームを選ぶのかが変わります。
さらに、BBクリームとの違いとして、エイジングケアができるのもDDクリームの特徴です。

◇「スキンケア」としてのDDクリーム


DDクリームをスキンケアとして使う場合は、「Daily Defense」と表示されているものを選びましょう。スキンケアのポイントである保湿は、肌に水分を与えて油分で蓋をすることですが、DDクリームでは水分を与えることはできません。そのため、洗顔後などに化粧水で水分を与えてからDDクリームを使うことになります。化粧水とセットで使うことで、DDクリームの特徴である高い保湿力が発揮されるのです。

また、美容液成分を含むDDクリームは、美容効果のある保湿クリームとして顔はもちろん全身にも使うこともがきます。商品によっては日焼け止め効果のあるDDクリームもあるため、紫外線による肌の老化を防ぎたい人にも最適です。

◇「ベースメイク」としてのDDクリーム


DDクリームをベースメイクとして使う場合は、「Dynamic Do-All」と表示されているものを選びます。化粧下地や日焼け止め・ファンデーションのほか、BBクリームとの違いであるコンシーラーの機能も持っているので、DDクリームだけでベースメイクが完了します。
使い方はスキンケアと同様に、まずは化粧水で水分を与えてから、指や手のひら・メイクスポンジなどでDDクリームを伸ばします。その後はハンドプレスをして、フェイスパウダーを軽くのせれば、ベースメイクは完了です。

DDクリームを使う際は化粧水を使うこと、そして化粧の際は、ハンドプレスをすることで化粧崩れを防ぎ、フェイスパウダーで仕上げることでヨレを防止することができます。ベースメイクをきれいに仕上げるコツとして、覚えておくと良いでしょう。

なお、ファンデーションやコンシーラー機能のあるDDクリームはカバー力が高い化粧品といえます。そのため、シミやそばかすをしっかりカバーできるというメリットがある一方で、マットな仕上がりになる傾向にあるので、透明感のある肌には見せにくいというデメリットもあります。

◇DDクリームはどんな人に向いているか


DDクリームの中でも「Dynamic Do-All」と表示されているものは、BBクリームと同様に1本でベースメイクができるため、時短メイクをしたい人に向いています。「忙しい朝はメイクに時間をかけたくない。」という人は、一度試してみると良いでしょう。

BBクリームとの違いでありDDクリームの特徴でもある保湿力の高さから、乾燥肌の人にも向いています。BBクリームを使っているけれど乾燥が気になるという人は、DDクリームを使うことで乾燥の悩みを解消できるかもしれません。

また、DDクリームには美容液成分や保湿成分のほか、抗酸化成分などが豊富に配合されているため、エイジングケアができるという大きな特徴があります。乾燥を防ぎながら、年齢肌のサインであるシミ・しわ・くすみをカバーしてくれるので、今使っているファンデーションではカバーできないシミ・しわ・くすみに悩んでいる人にも向いています。



BBクリームとは?BBクリームの特徴と使うのに向いている人



ベースメイクの定番アイテムとなったBBクリームの特徴から、どんな人に向いているのか解説します。

◇BBクリームとは?


BBクリームの“BB″は「Blemish Balm」(傷を補う軟膏)の略称で、元々はピーリングの発祥地であるドイツの皮膚科医により、ピーリング後のデリケートな皮膚を保護し、肌再生を促す機能を追加したファンデーションとして、医療用に開発されたものです。このような経緯から、BBクリームには傷を隠すためのカバー力が備わっています。

韓国の化粧品メーカーが、日常的なメイク用品として商品化したことで日本でも普及したBBクリームは、化粧下地や日焼け止め、ファンデーションの機能を兼ね備えているため、時短コスメの定番アイテムとなっています。

◇BBクリームの特徴


BBクリームは「Blemish Balm」(傷を補う軟膏)という名前の由来通り、カバー力が高いのが特徴で、シミ・そばかす・赤みなどの肌の悩みをカバーしてくれます。
また、BBクリームは、肌の凸凹をカバーし、化粧下地や日焼け止め、ファンデーションやコンシーラーの機能を持っているため、1本でベースメイクが完了する、という特徴もあります。

ただし、一般的なリキッドファンデーションと同じ量を使うと、「厚塗りになりやすい」「ヨレや化粧崩れが起きやすい」というデメリットがあるので、使用量を少なめにして仕上げるのがコツです。

◇BBクリームはどんな人に向いているか


BBクリームは化粧下地からファンデーションまで、ベースメイクに必要なさまざまな機能を兼ね備えているため、手早くベースメイクを仕上げたい人や、メイクに時間をかけたくない人、つまり、時短メイクをしたい人に向いています。

また、BBクリーム1本でベースメイクが仕上がるので、簡単なことから覚えたいメイク初心者さんや、たくさんのメイク用品を重ねて塗りたくないという人にも最適です。
さらに、カバー力が高いので、シミ・そばかす・赤みなどの悩みをカバーしたい人にもおすすめです。



特徴が似ているBBクリーム・DDクリーム、迷ったらどちらを使うべき?





類似点の多いBBクリームとDDクリームの違いや選び方を紹介します。

◇BBクリームとDDクリームの類似点


BBクリームとDDクリームの類似点として挙げられるのは、次の3つです。

  • 化粧下地や日焼け止めとしての機能だけではなく、ファンデーションやコンシーラーの機能も兼ね備えているので、シミ・そばかす・赤みなどのカバー力が高い。
  • どちらも保湿力に優れているものの、肌に水分を与えるという役割はないので、化粧水を使用してから使う。
  • 質感はクリーミーで、マット感のある肌に仕上がる。

カバー力が高く、手軽にマット感のある肌に仕上げられるという点で、BBクリームとDDクリームはとても似ています。そのため、どちらを使っても同じだと思うかもしれませんが、BBクリームとDDクリーム、それぞれの特徴の違いによって、どちらが向いているのかを判断することができます。

◇BBクリームならではの特徴と向いている人


BBクリームは、ドイツの皮膚科医が、医療用に開発したクリームで、ピーリング後のデリケートな肌を保護し、肌再生を促す機能を持つファンデーションとして長い歴史があります。BBクリームは医療用に開発されたクリームであることや、DDクリームとは違い、長い歴史があることから、安心して使えるアイテムといえます。

また、紫外線や大気汚染、エアコンなどによる乾燥など、肌にダメージを与える外的刺激は肌荒れの原因にもなります。肌荒れが酷いときは、ファンデーションなど塗らずにいるほうが良いと思いがちですが、何も塗らずにいると、外的刺激が肌に直接あたるので、余計に肌荒れが酷くなってしまいます。「無香料・無合成着色料・無鉱物油・パラベンフリー・紫外線吸収剤フリー」のタイプで、SPFやPA値の低いものであれば、BBクリームを塗ったほうが肌を守ることができます。

肌荒れは気になるけれど、仕事上メイクをしなければいけない人や、肌への負担が少ないメイクをしたい人には、実績のあるBBクリームが向いているといえるでしょう。

◇DDクリームならではの特徴と向いている人


DDクリームには高いUVカット機能が備わったものもあり、SPF40~50、PA++++の商品も販売されているので、このような商品を選ぶことで、紫外線の刺激による肌ダメージをしっかり防げます。
なお、BBクリームとは違い、DDクリームにはファンデーション機能のあるものと、ファンデーション機能のないものがあります。ファンデーション機能のあるものは使用量が多いと厚塗りになってしまうので、厚塗り感を出したくない場合は、ファンデーション機能のないDDクリームを選び、別途ファンデーションを使用するという方法もあります。

また、BBクリームとの大きな違いは、DDクリームならエイジングケアができるという点です。美容液成分や保湿成分のほか、抗酸化成分などが豊富に配合されており、DDクリーム1本でベースメイクが完了します。シミ・しわ・たるみなどの年齢肌が気になるけれど、多種類のスキンケア用品やベースメイク用品を揃えるのは面倒だという人や、時短メイクをしたい人に向いています。



CCクリーム、EEクリームとは?DDクリームとはどう違う?



◇CCクリームとは?


CCクリームの“CC”には、「Color Control」(色を調整する)「Care Control」(ケアして調整する)の意味があり、ファンデーションを使用する前の、素肌の状態を整えることを目的としています。

・CCクリームの特徴・DDクリームとの違い

CCクリームは、スキンケア・日焼け止め・化粧下地に加え、DDクリームにはない、肌の色を整えるカラーコントロール機能があります。カラーバリエーションも豊富で、くすみをカバーするイエロー系や、赤みをカバーするグリーン系など、肌悩みに合わせて選べます。CCクリームを使用することで、肌がトーンアップし、色ムラがなくなるので、素肌がきれいになったような仕上がりになるのが特徴です。

なお、CCクリームは、あくまでも化粧下地なので、ファンデーションやコンシーラー機能のあるDDクリームのように、しっかりとした色付きで肌悩みをカバーする力はありません。

◇EEクリームとは?


EEクリームの“EE”には「Ever Effect」(より効果的に)、「Energy Enhancer」(エネルギー増強剤)、「Early Elimination」(早めの除去)の意味があり、アメリカやヨーロッパを中心に海外で人気のクリームです。

・EEクリームの特徴・DDクリームとの違い

DDクリームは高いカバー力が魅力である一方、べたつきがあり、透明感を出しにくいことが弱点でした。これを改善したのがEEクリームで、サラッとした質感と伸びの良さに加え、そばかすやニキビ跡をしっかり隠すカバー力を持ちつつ、透明感も出せるのが特徴です。

今までのベースメイクは、肌質や仕上がりの違いに合わせて化粧下地やファンデーションを選ぶものでしたが、EEクリームなら、肌質や仕上がりの違いを問わず使うことができます。

EEクリームは、DDクリームをさらに進化させたものといわれており、大人女子のメイクをサポートしてくれるベースメイクアイテムとして注目されています。



DDクリームとBBクリーム、CCクリーム、EEクリームで困ったときの選び方



ベースメイクに使われるDDクリームとBBクリーム、CCクリームやEEクリームは、目的に合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、どれを使っていいか悩んだときの選び方についてご紹介します。

◇時短メイクがしたい場合の選び方


とにかくメイクの時間を短くしたいという人は、1本でベースメイクができるBBクリームや、ファンデーション機能のあるDDクリーム、EEクリームを選びましょう。

◇仕上がりは肌の透明感を重視したい場合の選び方


透明感を出したいなら、ナチュラルメイクに仕上げられるCCクリームがおすすめです。ファンデーション機能のないDDクリームを、ファンデーションと組み合わせて使っても、透明感のある仕上がりになります。

◇年齢肌が気になる、シミやそばかすをしっかりカバーしたい場合の選び方


カバー力の高いベースメイクなら、BBクリームやファンデーション機能のあるDDクリーム、EEクリームを使うのがおすすめです。DDクリームやEEクリームならエイジングケアもできます。

◇質感を軽く仕上げたい場合の選び方


質感を軽く仕上げたいなら、ナチュラルな仕上がりが特徴のCCクリームや、サラッとした質感のEEクリームを選ぶのがおすすめです。



まとめ



高いカバー力と手軽さでベースメイクの定番アイテムとなったBBクリームに続き、肌の色を補正してナチュラルに仕上げるCCクリームや、保湿力が高く、スキンケアやエイジングケアができるDDクリーム、オールインワンタイプの最高峰といわれるEEクリームなど、ベースメイクのアイテムについて特徴や他のアイテムとの違いを紹介してきました。

オールインワンタイプのベースメイクを使ったことがない人や、メイク初心者で、どれを選べば良いのかわからないという人は、定番となったBBクリームを選ぶと安心です。ぜひ、一度、BBクリームを試してみることをおすすめします。

自分の悩みや目的に合ったベースメイクのアイテムを選ぶことで、より魅力が引き立つメイクに仕上がります。
BBクリーム、CCクリーム、DDクリーム、EEクリーム、それぞれの特徴や違いを理解して、上手にメイクに取り入れましょう。




この記事を書いた人 -WRITER-

アスリジエLAB

アスリジエLAB.編集部

桜花媛が運営するアスリジエLAB(ラボ)の編集員で構成。メイクやスキンケアのヒントをお届けしています。アスリジエの名前は「明日のわたしがもっと花開く」という願いを込めて、日本語の「あす」とフランス語の「スリジエ(桜)」から生まれました。
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