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ファンデーションで肌荒れしてしまう原因とは?肌荒れ時のファンデーションの選び方とメイクのポイント|BBクリームの桜花媛


ファンデーションで肌荒れしてしまう原因とは?肌荒れ時のファンデーションの選び方とメイクのポイント|BBクリームの桜花媛


肌が乾燥してファンデーションのノリが悪いと感じても、仕事や人と会う約束があって外出するときは、やはりファンデーションをしたいと思うものです。ただ、肌荒れしているときにファンデーションを使ってもいいものか、悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ファンデーションで肌荒れをする原因や、肌荒れしているときのファンデーションの選び方とメイクのポイントについて解説します。



肌荒れ時にファンデーションはしてもいい?大丈夫?



まずは一番気になる「肌荒れしているときにファンデーションを塗っても大丈夫なのか」という疑問に答えましょう。

◇ファンデーション自体はしても大丈夫!


一般的に、肌荒れしているときにファンデーションを塗ることは肌に悪いと思われがちですが、化粧品会社の実験では、ファンデーションは「毛穴を埋めない」「肌呼吸を止めない」ことが証明されています。ファンデーションには、基本的に肌に害をおよぼす成分は入っていません。また、ファンデーションの粉末は肌のなかに入り込めないほどの大きさであるため、ファンデーション自体が肌荒れを引き起こす原因になることはないと考えられています。

むしろ、ファンデーションには肌を美しく見せることをはじめ、紫外線や乾燥、ホコリなどの外的刺激から肌を守る役割があります。そのため、肌荒れがあるときでもファンデーションは塗ったほうが良いといえます。

◇ファンデーションによっては肌荒れを悪化させてしまうことがある


基本的には、肌荒れしている場合でもファンデーションを塗ることに問題はありませんが、だからといって、「どのようなファンデーションでもいい」ということではないので、早とちりしないように注意してください。

パラベンやアルコールが配合されたファンデーションなど刺激の強いものは、人によっては肌荒れを起こすことがあります。そのため、肌荒れの際にファンデーションを使用する場合には、できるだけ肌に優しいファンデーションを選ぶことが大切になってきます。



ファンデーションで肌荒れを起こしてしまう場合の原因とは?



ファンデーションで肌荒れを起こしてしまう原因として、次の5つが考えられます。自分自身に該当するところはないか、しっかり確認しましょう。

◇ファンデーションの成分によって肌荒れを起こしている場合がある


ファンデーションに含まれるタール系色素をはじめ、合成香料や紫外線吸収剤、合成界面活性剤やパラベン、アルコールや鉱物油などの成分が原因となり、肌荒れを起こしている場合があります。ファンデーションに含まれている成分によって、肌が刺激を感じたり、アレルギーを起こしたりする可能性はあるものの、すべての人が同じ症状を起こすわけではありません。

しかし、乾燥などが原因で肌荒れをしている人や、ファンデーションが原因で肌荒れをしている人は、タール系色素・合成香料・紫外線吸収剤・合成界面活性剤・パラベン・アルコール・鉱物油などの成分を避けて、ファンデーションを選んだほうがよいでしょう。

◇ファンデーションを塗る際に肌に刺激を与えすぎてしまっている


ファンデーションを塗る際にスポンジやパフなどを肌に押しつけて伸ばしている人は、スポンジやパフを使うことで起こる摩擦が原因で肌に刺激を与えすぎている可能性もあります。スポンジやパフはなるべく柔らかいものを選び、ポンポンと軽く叩き込むように使うことで、肌との摩擦による刺激を減らしていくとよいでしょう。

◇クレンジング(洗顔)が不足している


帰宅時や入浴時にクレンジング(洗顔)をすることが多いと思いますが、クレンジングが十分にできていない場合は皮脂汚れが残ってしまい、これが肌荒れを引き起こす要因になっていることもあります。皮脂は時間の経過とともに分解されて脂肪酸となり、やがて酸化して刺激成分となります。しかし、十分にクレンジングすることで肌荒れを防げます。

◇クレンジング(洗顔)が強すぎる


十分なクレンジング(洗顔)をすることは肌荒れを防ぐうえで大切なことですが、しっかり落とそうとするあまり、ゴシゴシこすることで摩擦してしまうと肌に大きな負担がかかり、逆効果になってしまいます。肌に負担をかけずにしっかりクレンジングをするためには、ゴシゴシと強くこすらずに、短時間で落とすことを意識しながらクレンジングを行なうことが大切です。

◇クレンジング(洗顔)をやりすぎてしまっている


クレンジング(洗顔)の時間が長くなってしまうと、皮脂をはじめ本来は肌にあるはずの保湿成分まで失われてしまいます。肌にある保湿成分を洗い流してしまうことで肌が乾燥し、肌荒れしやすくなるため、使っているファンデーションのタイプに合わせたクレンジング剤を選びましょう。

ミネラルファンデーションなどの「石けんで落ちる」といわれているファンデーションなら、界面活性剤型の洗浄力が弱いクレンジング剤(ローションやジェル、ミルクなど)でも十分落とせると考えられます。ただ、リキッドやクリームタイプのファンデーション、または、「ロングラスティング」をうたっているファンデーションを使っている場合は、油分が多い傾向にあるため、洗浄力の高いクレンジング剤を選ぶことをおすすめします。



肌荒れ時のファンデーションの選び方



肌荒れを起こしたときでも使えるファンデーションが欲しいという場合、どのように選べば良いのでしょうか。ここでは肌荒れ時に使用するファンデーションの5つの選び方を紹介します。

◇肌への負担が少ない肌に優しいファンデーションを選ぶ


ファンデーションのなかには、肌への刺激となってしまう可能性のある成分が含まれていることもあります。肌荒れをしているときや敏感肌のときは、「アルコールフリー」や「無添加処方」「肌荒れ防止成分を配合」などの、肌に優しい負担の少ないファンデーションを選びましょう。

◇肌荒れを緩和してくれるような有効成分が入っているものを選ぶ


ファンデーションのなかには、肌荒れなどを緩和してくれる薬用成分などが入っているものがあります。アミノ酸の一種である「トラネキサム酸」という薬用成分は、肌荒れを緩和したい人や肌荒れによるシミを予防したい人に、ぜひ注目して欲しい成分です。

また、ヒアルロン酸や植物由来オイルなどが配合されているファンデーションは、乾燥対策として使うことが可能なので、乾燥による肌荒れで悩んでいる人におすすめです。パッケージに「有効成分」「薬用成分」などと記載されているので、ファンデーションを選ぶ際はチェックしてみるとよいでしょう。

◇日焼け止め効果(UV効果)が高いファンデーションを選ぶ


肌荒れをしているときは外部からの刺激に弱くなっている状態なので、その状態で紫外線を浴びることは肌荒れを悪化させてしまうことにもつながります。肌に受ける紫外線の刺激を減らし、肌荒れの悪化を防ぐためにも、日焼け止め効果の高いファンデーションを選びましょう。

野外での軽いスポーツやお出かけならSPF20以上、炎天下で過ごすことが多い場合にはSPF30以上の表示があるものを選ぶのがポイントです。紫外線防止効果が期待できるファンデーションを選ぶことで、日焼け止めを重ねる必要がなくなり肌への負担を軽減することが可能です。

◇肌荒れを上手に隠すためにカバー力の高いファンデーションを選ぶ


デートやお出かけの予定があるのに肌荒れしていると、肌表面の凹凸や赤いポツポツが気になるものです。できるだけきれいな肌に見せるには、カバー力の高いファンデーションを選ぶことがポイントです。気になる肌悩みをカバー力の高いファンデーションで隠すことができれば、少しでもきれいな肌に見せることは可能です。パウダーファンデーションやリキッドファンデーションなど、カバー力が高い商品をチェックしてみましょう。

◇オフしやすいファンデーションを選ぶ


肌荒れを悪化させないため、ファンデーションや皮脂汚れを落としやすいファンデーションを選ぶことも大切です。クレンジング(洗顔)の際にゴシゴシこするのを止めるだけでも、肌への刺激を軽減できるので、ミネラルファンデーションのようにクレンジング剤を使わなくても洗い流せるファンデーションを選ぶのがおすすめです。



肌荒れのときに選びたいファンデーションとは?



ファンデーションにはリキッドファンデーション、クリームファンデーション、クッションファンデーションなど、さまざまな種類がありますが、肌荒れしているときはどのようなファンデーションを選べば良いのでしょうか。ここでは、肌荒れしているときに選びたいファンデーションとして、おすすめのタイプを3つ紹介します。

◇パウダーファンデーション


パウダーファンデーションは粉末を固めて固形状にしたタイプで、ヨレや崩れが少ないため使いやすいファンデーションといえます。油分が多いと時間の経過とともに酸化して肌への刺激になってしまいます。パウダーファンデーションはほかのタイプのファンデーションと比べて油分が少ないため、肌への負担が少なく、肌荒れ・敏感肌の人にも向いています。

特に、天然由来のミネラルファンデーションであれば石けんでも簡単に落とせるので、クレンジング不足やクレンジングのやりすぎで肌を刺激する可能性も低くなるため、おすすめのファンデーションといえるでしょう。

◇ルースファンデーション


ルースファンデーションはサラサラした粉状のため、肌にふんわりのせるだけで良く、付け心地も軽やかなのが特徴です。肌への負担が少ないため、肌荒れしている人や敏感肌の人におすすめです。肌の凸凹を滑らかにし、素肌を生かしたナチュラルメイクに仕上げてくれます。石けんで簡単に落とせることも、刺激を受けやすい肌荒れや敏感肌の人におすすめする理由です。

◇ミネラルファンデーション


ミネラル成分を主成分とするミネラルファンデーションにはさまざまな種類がありますが、肌荒れ・敏感肌におすすめのミネラルファンデーションには、合成界面活性剤や合成防腐剤、タール色素が入っていません。そのため、ミネラルファンデーションは肌への負担が少ないのはもちろん、石けんでも落としやすいファンデーションとしておすすめです。

肌荒れや敏感肌におすすめのファンデーションとして、3つのタイプを紹介しましたが、特に肌荒れや乾燥葉ひどい場合には、保湿力の高いリキッドファンデーションなどもおすすめです。また、肌荒れの状態によっては、タイプの違うファンデーションを使い分けたほうが良いこともありますので、普段からタイプの違うファンデーションを用意しておいてもよいでしょう。



肌荒れ時にファンデーションを使う際のメイクのポイント





肌荒れしていてもファンデーションを使わなければいけない、もしくは、ファンデーションを使いたいというときには、どのような点に注意してメイクをすれば良いのでしょうか。

肌荒れ時にファンデーションを使う際の3つのメイクのポイントを紹介します。

◇スキンケアをしっかりと行なう


肌荒れが起きているときの肌は乾燥して敏感になったり、ニキビや吹き出物ができていたりします。まずは日々の保湿ケアを徹底し、肌の潤いとバリア機能を回復させることが重要です。ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が含まれている化粧水と乳液でしっかり保湿ケアをし、特に乾燥しやすいところはクリームを重ねます。メイク前のスキンケアでしっかりと保湿をすることで、ファンデーションのノリが良くなり、メイクも長持ちします。

◇薄づきのメイク・仕上げを心がける


ファンデーションは外的刺激から肌を守ってくれる化粧品ではあるものの、塗りすぎると肌荒れが目立つうえ、肌に刺激を与えてしまう可能性もあります。肌荒れを悪化させないためにも、クレンジング(洗顔)で落としやすくするためにも、ファンデーションはなるべく薄く塗り、薄づきのメイクに仕上げるように心がけましょう。ベースメイクを最小限にとどめ、ポイントメイクを中心にすることでメイクもきれいに仕上がります。

◇清潔な化粧用具を使う


ファンデーションを塗る際に使うパフやスポンジ、ブラシなどを汚れたままの状態で使っていると、古くなって酸化した油分などもファンデーションと一緒に肌に触れることになり、肌荒れを悪化させてしまう可能性もあります。化粧する際に使うパフやスポンジ、ブラシなどは、こまめに洗い、汚れてしまったものは交換するなどして、常に清潔な化粧用具を使うようにしましょう。



まとめ



肌荒れしていても、通勤や友人とのお出かけ・家族との外食など、ファンデーションを塗りたいと思う場面は多々あります。肌荒れの大きな原因となる乾燥は、季節によるものだけではなく加齢による影響も受けていますが、保湿成分の含まれた化粧水や乳液・クリームでケアすることで改善する可能性は高くなります。

しっかり保湿ケアをしていれば、カバー力の高いファンデーションを使うことで肌荒れを隠すこともできます。ファンデーションにはパウダーファンデーションやリキッドファンデーション、リキッドファンデーションなどさまざまな種類がありますが、紫外線防止効果と高いカバー力のあるBBクリームも、肌荒れを隠したい人におすすめです。

スキンケアのあとはBBクリームだけでベースメイクができるのも、肌に刺激を与えたくない人にはぴったりです。まだBBクリームを使ったことがないのであれば、ぜひ一度お試しください。



この記事を書いた人 -WRITER-

アスリジエLAB

アスリジエLAB.編集部

桜花媛が運営するアスリジエLAB(ラボ)の編集員で構成。メイクやスキンケアのヒントをお届けしています。アスリジエの名前は「明日のわたしがもっと花開く」という願いを込めて、日本語の「あす」とフランス語の「スリジエ(桜)」から生まれました。
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