ファンデーションが浮いてしまう原因とは?浮かないようにするための方法やメイク直し術を紹介|BBクリームの桜花媛

大切な会議やPTAの集まりなどがあるときは、いつもより念入りにメイクをするという方もいるのではないでしょうか。ただ、せっかく念入りにメイクをしても、時間の経過とともにファンデーションが浮いてしまうという悩みを持つ方も多いようです。
ファンデーションが「浮く」というのは、一般的にファンデーションを塗ってから数時間が経つと、よれたり崩れたりしてしまった状態のことをいいます。原因として一番多いのは肌が分泌する皮脂だといわれていますが、ほかにも原因として考えられることがあります。
そこでこの記事では、ファンデーションが浮く原因やファンデーションが浮かないようにする方法、ファンデーションが浮いてしまった場合のメイク直し術について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ファンデーションが「浮く」とはどのような状態?原因は?
せっかくきれいに仕上げたメイクも、時間が経ってファンデーションがよれたり崩れたりすることがあります。このような状態をファンデーションが「浮く」といいますが、その原因となるのは大きくわけて3つあります。
◇肌の乾燥により浮いてしまう
肌が乾燥すると、水分不足を補おうとして皮脂が過剰に分泌されます。すると、皮脂とファンデーションが混ざり合ってドロドロになるため、ファンデーションがよれたり崩れたりして浮いてしまうのです。肌が乾燥するのは冬に多いことでしたが、現在はエアコンが普及しているため、季節に関係なく乾燥しやすい環境になっています。乾燥は肌のごわつきやファンデーションの粉浮きにもつながるため、しっかりと肌を保湿することが大切です。
洗顔のあとは、保湿成分が含まれている化粧水と乳液でしっかりと保湿ケアをし、潤いのある肌に保つようにしましょう。そうすることで、ファンデーションが浮くことのない、きれいなベースメイクを維持できます。
◇ファンデーションを厚塗りしている
年齢を重ねると、シミやそばかすなどの肌トラブルに悩む方も増えてきます。どうにかしてシミやそばかすを隠そうと、ついついファンデーションを厚塗りしてしまうことがあるかもしれませんが、これもファンデーションが浮く原因の一つといわれています。
ファンデーションを厚塗りすると、肌に密着しなかった余分なファンデーションが浮いてしまいます。この余分なファンデーションは時間の経過とともに化粧崩れの原因となり、ファンデーションが「浮く」という状態を作ってしまいます。また、厚塗りすることで、ほうれい線やシワにファンデーションが入り込んでしまうこともあり、美しくなるためのメイクが疲れた顔や老け顔の原因になってしまうこともあります。
ファンデーションがほうれい線に溜まってしまった際の対処法について、詳しくはこちら
シミやそばかすなどはファンデーションで隠すのではなく、コンシーラーを部分的に使ってカバーしましょう。それによりファンデーションを厚塗りする必要がなくなるため、ファンデーションが浮いたりベースメイクが崩れたりという心配がなくなります。
◇顔の産毛が処理されていない
最近、顔の産毛を処理しているでしょうか。「このところ産毛剃りはしていなかった」という方もいれば、「そもそも産毛を気にしたことがない」という方もいるかもしれません。体のムダ毛処理は気にしても、顔の産毛処理はあまり気にしないかもしれませんが、そのままにしていると顔の産毛が邪魔をしてファンデーションが肌に密着せず、浮いてしまう原因になります。
顔の産毛は顔用のかみそりやシェーバーなどで処理できるので、定期的に産毛処理をすることで、ファンデーションが浮くのを改善できます。自分で処理するのは不安な方や面倒に思う方は、脱毛サロンで処理することを検討してはいかがでしょうか。
ファンデーションが浮く原因について、ご自分に当てはまるものはありましたか?原因がわかったら、ファンデーションが浮かないための対策をしていきましょう。
ファンデーションが浮かないようにするための方法

ファンデーションが浮かないようにするにはどうすれば良いのか、その方法は4つあります。
◇1. メイク前にスキンケアをしっかりと行なう
肌に潤いを与え、過剰な皮脂の分泌を防ぐためにも、メイク前のスキンケアは欠かせません。ただし、スキンケアに使う化粧水やクリームなどの量は少なすぎると肌の乾燥が防げません。かといって量が多すぎると肌に浸透せず、かえってファンデーションがムラになる原因となってしまいます。ほとんどのスキンケアアイテムは、パッケージなどに目安となる適量が書かれていますので、適量を守ってスキンケアをすることが重要です。
適量の化粧水で肌に水分補給をしたら、クリームの油分で肌にフタをすると同時にツヤをだします。化粧水はサラっとしたタイプのものより、とろみのあるしっとりタイプを選ぶとよいでしょう。クリームは一般的に適量とされている小豆くらいの量がおすすめです。
それでも肌が乾燥してしまうという方は、収れん化粧水を試してみてください。化粧水・乳液のあとに収れん化粧水を使用することで、肌を引き締め、水分を肌に閉じ込めてくれます。皮脂分泌やメイク崩れ、テカリを防ぐ効果もあるので、試してみる価値はあるといえるでしょう。
◇2. 自分の肌に合ったファンデーションを選ぶ
ファンデーションにはパウダーやリキッドなど形状の違う種類があるほか、保湿力が高いものやテカリを防止してくれるものなど、特徴の違いによる種類も多くあります。種類が多いために、「自分に合うファンデーションがわからない」というケースもあるので、ファンデーションの選び方について簡単に紹介します。
乾燥肌の人:保湿効果の高い継承下地+保湿力のあるクッションファンデーション
油性肌の人:皮脂を抑える効果のある化粧下地+テカリが少ないファンデーション
化粧下地を丁寧に塗ることも皮脂の過剰分泌を抑えるので、ファンデーションが浮くのを防ぐために効果的です。また、化粧下地で肌のくすみや凸凹をカバーしておけば、ファンデーションの厚塗りを防げるのでメイクも崩れにくくなり、ファンデーションが浮くのを防げます。
◇3. 濡れスポンジでベースメイク
ファンデーションが浮くのを防ぐ方法として、濡れスポンジでベースメイクをするのもおすすめです。手持ちのパフを使っても良いのですが、水を含ませて使う専用のパフがあるので、「水ありファンデーション用」あるいは「水使用ファンデーション用」などと記載されているパフを使ったほうが安心です。
パフに水を含ませたら、水が垂れてこないようにしっかりと絞ってから使います。ファンデーションを額・両頬・あごの3点にのせたら、ムラにならないように濡れスポンジで顔全体に塗り広げましょう。崩れやすいところは濡れスポンジでタッピングして、ファンデーションを肌に密着させます。
濡れスポンジを使うとファンデーションの肌への密着度が高くなり、化粧崩れもしにくくなります。なお、ファンデーションはマット系のものよりも、ツヤ系のものを使ったほうが濡れスポンジとの相性がよいのでおすすめです。
◇4. バランスの良い食事を摂る
ファンデーションが浮く原因である肌の乾燥や過剰な皮脂分泌は、生活習慣を見直すことで改善しましょう。特に重要なのは食生活なので、バランスの良い食事を摂るように心がけてください。
具体的には肌細胞のもととなる
一方、糖質・脂質の多い食べ物やカフェインなどの刺激物を多く含むものは、皮脂の過剰分泌を招きやすいため、摂りすぎないように注意が必要です。メインに肉料理や揚げ物が続いたら翌日は魚料理にする、辛いものは食べる回数を減らすなど、
ファンデーションが浮いてしまったときのメイク直し術

ここまでファンデーションが浮くのを防ぐ方法について紹介してきましたが、もしファンデーションが浮いてしまったら、どのようにメイク直しをすれば良いのでしょうか。ファンデーションが浮いた原因別に2つの方法を紹介します。
◇皮脂によりファンデーションが浮いてしまった場合
- 1. コットンに乳液を含ませ、ファンデーションが浮いてしまった箇所を優しく拭き取ります。
このとき、ファンデーションを拭き取らずに浮いている上からファンデーションを塗り重ねると、肌が乾燥してしまうので注意しましょう。 - 2. ファンデーションを拭き取ったら、再度肌を保湿します。
- 3. 肌をしっかりと保湿したら、ファンデーションを薄く塗りましょう。
厚塗りすると再びファンデーション用が浮いてしまうので、注意してください。
◇乾燥によりファンデーションが浮いてしまった場合
乾燥によってファンデーションが崩れてしまった場合は、保湿をしっかりと行なうことが重要です。肌全体の保湿にはスプレータイプの美容液がおすすめです。目元や口元はスティックタイプの美容液でしっかりと保湿しましょう。保湿をすることで、メイク直し後のファンデーションがきれいに仕上がります。
万が一の場合に備えてメイク直し術を覚えるのも大切ですが、普段のスキンケアやベースメイク作りも紹介した方法を参考にしっかりと行なうことをおすすめします。
まとめ
ファンデーションが浮いてしまう原因は、肌の乾燥とファンデーションの厚塗り、産毛の3つでした。ファンデーションが浮かないようにするための方法としては、スキンケアの際にしっかり保湿すること、自分の肌に合ったファンデーションを使うこと、濡れスポンジで肌に密着するベースメイクを作ることや、バランスの良い食事を摂って内側からケアすることなど4つを紹介しています。自分に当てはまる原因と必要な予防方法がわかったら、ぜひ毎日の生活に取り入れてみましょう。
もし、どうしてもファンデーションが浮いてしまったときには、皮脂が原因の場合と乾燥が原因の場合によって、2つのメイク直し術を紹介していますので、そちらを参考にしてください。
また、ついついファンデーションを厚塗りしてしまう方は、オールインワンタイプのBBクリームでベースメイクを作るのもおすすめです。シミやそばかすを隠せるカバー力の高いものや保湿力の高いもの、マットな仕上がりのものなど、さまざまな種類があり、BBクリーム1本でベースメイクが完成します。まだBBクリームを使ったことがない方や、ファンデーションを変えたいと考えている方は、ぜひお試しください。
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アスリジエLAB.編集部
桜花媛が運営するアスリジエLAB(ラボ)の編集員で構成。メイクやスキンケアのヒントをお届けしています。アスリジエの名前は「明日のわたしがもっと花開く」という願いを込めて、日本語の「あす」とフランス語の「スリジエ(桜)」から生まれました。
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