冬になるとファンデーションが浮くのはなぜ?原因と対処法を解説|BBクリームの桜花媛
「冬になるとなぜかファンデーションが浮いてしまう」と、お悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。ファンデーションは、塗り方によって浮きやすくなりますが、特に冬は肌の状態にも左右されやすいでしょう。
今回は、冬になるとファンデーションが浮く原因と対処法を詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
冬になるとファンデーションが浮く原因とは?
冬になるとファンデーションが浮く原因は、大きく分けて3つ考えられます。ここでは、それぞれの原因を詳しく見てみましょう。
◇肌の乾燥
1つ目の原因は、肌の乾燥です。肌に良い湿度は65~75%程度とされていますが、冬の湿度はこの基準を下回りやすくなります。特に、湿度が50%以下になり空気中に含まれる水分が減ると、肌の水分が急激に蒸発し、乾燥が進みやすくなるでしょう。冬に室内で暖房を効かせると、さらに湿度が下がって肌の乾燥を悪化させるため、注意が必要です。「肌が突っ張っている」と感じたら、乾燥が進んでいる証拠といえます。
また、冬は気温も下がるため、体が冷えて血行不良を引き起こすことがあります。血行が悪くなると、肌の潤いに欠かせない皮脂や汗の分泌量が低下するでしょう。
これらの要因により肌が乾燥すると、肌が粉吹きや皮むけを起こします。その結果、ファンデーションを塗っても割れて浮いたような状態となり、崩れてしまうことがあるのです。
◇過剰な皮脂分泌
2つ目の原因は、過剰な皮脂分泌です。前項にて、皮脂の分泌量の低下は肌の乾燥を招くことをお伝えしましたが、乾燥した肌は刺激に敏感になり、逆に皮脂が過剰に分泌されることがあります。このように、肌の表面はベタついている一方で、肌の内部は乾燥している状態をインナードライといいます。肌の表面がベタついているため、いわゆる「脂性肌」と間違われるケースも少なくありません。
肌を清潔に保とうと、洗顔に時間をかけすぎたり、朝と夜以外にも洗顔をしたりしていると、必要な皮脂まで洗い流してしまい、過剰な皮脂分泌を引き起こしやすくなります。
ファンデーションを塗ったあとに皮脂が過剰に分泌されると、皮脂とファンデーションが混ざって浮きやすくなるでしょう。
◇ファンデーションの厚塗り
3つ目の原因は、肌の状態によるものではなく、ファンデーションの塗り方によるものです。ファンデーションだけを使ってシミやくすみ、クマなどを隠そうとすると、気付かないうちに厚塗りになっているかもしれません。ファンデーションを厚塗りすると、肌に密着していない部分がヨレて浮きやすくなるでしょう。塗った直後は問題なくても、時間が経つにつれてファンデーションの浮きが目立ってきます。
ファンデーションの厚塗りは、単にファンデーションが浮くだけでなく、肌への負担にもなるため注意が必要です。
ファンデーションが浮かないための冬のスキンケア
ファンデーションが浮く原因を踏まえると、特に大切なのがスキンケアです。冬のスキンケアのポイントは、大きく分けて「皮脂を落としすぎないこと」と「十分な保湿ケアをすること」の2つが挙げられます。
◇クレンジングや洗顔で皮脂を落としすぎない
皮脂を落としすぎないために意識すべきことを、クレンジングと洗顔に分けて見てみましょう。- クレンジング クレンジング料には、オイルタイプ・クリームタイプ・ミルクタイプなど、さまざまな種類があります。オイルタイプのように洗浄力が高いものは、肌への負担も大きくなりやすいため、基本的にはクリームタイプのものを選ぶのがおすすめです。
- 洗顔 洗顔料は、アミノ酸系の洗浄成分配合のものを選ぶと、肌への刺激を低減できます。手でゴシゴシと洗うのではなく、手と肌の間にクッションができるよう、洗顔料をきちんと泡立ててから洗いましょう。
ミルクタイプは洗浄力が低めですが、肌への負担も抑えられるので、ナチュラルメイクの方はミルクタイプを選ぶのもよいでしょう。
オイルタイプを使う場合は植物由来のものを選び、素早くメイクを落とすことを心がけてください。
また、使用するお湯の温度は30~32度程度が目安です。
◇乾燥を防ぐスキンケア
洗顔後や入浴後は、時間を置かずにスキンケアをしましょう。まずは、たっぷりの化粧水を丁寧につけていきます。皮膚の薄い目もとや口もとは、乾燥によりファンデーションが浮きやすいため、入念に保湿してください。化粧水をつけただけでは水分が蒸発してしまうので、乳液やクリームといった油分のあるアイテムでフタをします。
「乳液やクリームを使っても冬場は乾燥が気になる」という方は、保湿美容液やオイルもプラスすると乾燥を防ぎやすくなります。また、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、プロテオグリカンなど、保湿成分配合のスキンケアアイテムを意識して選ぶのがおすすめです。ただし、肌が敏感になっているときは、敏感肌用のアイテムを使いましょう。
どのスキンケアアイテムも、浸透していないと逆にファンデーションの浮き・ムラにつながります。一つひとつの工程で、しっかりとなじませることが大切です。
時間に余裕があるときには、化粧水のコットンパックをするのもよいでしょう。具体的には、コットンにたっぷりと化粧水を含ませ、乾燥が気になる部分を中心に貼り付けて数分間放置します。コットンパックが終わったあとも、乳液やクリームでフタをするのを忘れないようにしましょう。
なお、肌の乾燥を防ぐスキンケアのポイントについては、以下の記事でも解説しているので併せて参考にしてください。
粉吹き知らずの肌に!ベースメイクとスキンケアの乾燥対策のコツ|BBクリームの桜花媛
肌に潤いを与えるスキンケアの基本|BBクリームの桜花媛
冬におすすめ肌に密着するファンデーションの選び方と正しい塗り方
続いて、ファンデーションが浮くのを予防するため、ファンデーションの選び方と塗り方のポイントを紹介します。
◇ファンデーションの選び方
乾燥肌の方や冬の肌には、リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションがおすすめです。ナチュラルで自然な仕上がりにするならリキッドタイプ、保湿力やカバー力を重視するならクリームタイプがよいでしょう。それぞれのタイプのなかでも、肌の水分や油分のバランスを整えるもの、保湿力が高いものを選ぶのがポイントです。
また、ファンデーションだけでなく、化粧下地の選び方も大切です。冬にファンデーションの浮きが気になる方は、化粧下地も保湿効果を重視して選びましょう。
◇ファンデーションの塗り方
おすすめのファンデーションの塗り方は、以下のとおりです。- 1.スキンケアをしたあと、まずは化粧下地を塗ります。化粧下地を手で顔にのせ、スポンジで軽く叩くように薄く伸ばしましょう。
- 2. 化粧下地を顔全体に伸ばしたら、乾くまで待ちます。
- 3. 適量のファンデーションを手の甲に取り、手の甲の上でなじませます。
- 4. ファンデーションを顔に素早く塗っていきます。塗る順番は、頬の内側から外側→頬から小鼻→あご・口周り→おでこ・目もとです。半顔を仕上げたら、手の甲からファンデーションを取り、残りの片側も同様に仕上げます。
- 5. 指に残ったファンデーションで、フェイスラインを軽くなでます。
- 6. 手の甲に残ったファンデーションをスポンジに取り、顔全体を軽く叩き込んで密着感をアップさせます。
- 7. 手のひらで顔全体を包み込むように覆ってなじませます。
- 8. 仕上げに薄くパウダーをのせたら完成です。
肌に余分なファンデーションが残っていると、ファンデーションが浮く原因となります。ファンデーションを塗ったら、きちんとなじませてください。 また、シミやくすみ、クマなどを隠したい方は、ファンデーションの厚塗りではなく、コンシーラーを活用しましょう。リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションの場合は、ファンデーションのあとにコンシーラーを使うのが基本です。 もし、ファンデーションを塗っている途中で「厚塗りになってしまった」と感じたら、何も付いていないスポンジで優しく押さえると、余分な油分を取り除けます。
肌の乾燥を防ぐ生活習慣
最後に、肌の乾燥を防ぐ生活習慣として、水分補給と入浴方法について見てみましょう。
◇水分補給
人間は、体重の約60%を水分が占めており、そのうちの15%程度は肌に蓄えられています。そのため、肌の適切な水分量を保つためには、飲み水から一日に約1.2リットルの水分摂取が必要です。喉が渇く前に、こまめに水分補給をしましょう。水分とはいえ、カフェインが含まれているものは利尿作用があるため望ましくありません。水分補給には、水や麦茶を選びましょう。
また、冷たい飲み物ではなく、常温または温かいものを少量ずつ数回に分けて飲むことが大切です。必要な水分量や水分補給のタイミングなどについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。
水を飲むことと肌のうるおいの関係はある?水分補給の重要性と適切な摂り方を解説|BBクリームの桜花媛
◇入浴方法
熱いお湯に長時間浸かると、皮脂が流れ出て肌の乾燥を悪化させる可能性があります。お湯の温度は40度以下を目安とし、入浴は10分程度で終えましょう。また、体を洗う際は綿素材のタオルを使用し、石けんやボディソープを十分に泡立てて、肌をなでるように洗います。
入浴後は、タオルで軽く水分を拭き取ったら、クリームやローションなどですぐに保湿ケアをしてください。スキンケア後は、忘れずに水分補給もしましょう。
まとめ
冬になるとファンデーションが浮く原因として考えられるのは、以下の3つです。
- 肌が乾燥している
- 過剰な皮脂分泌が起きている
- ファンデーションを厚塗りしている
肌の状態を整えるためには、クレンジングや洗顔で皮脂を落としすぎないことや、洗顔後や入浴後はすぐに保湿ケアをすることを意識しましょう。併せて、こまめな水分補給などの生活習慣も重要です。
冬の肌には、リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションのほか、桜花媛(サクラプリンセス)の「ナチュラルBBクリーム」もおすすめです。ナチュラルBBクリームは、化粧下地・美容液・ファンデーション・日焼け止めの役割を兼ね備えており、肌の潤いを守りながら簡単にベースメイクを済ませられます。
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本記事の内容を参考に、冬でもファンデーションが浮かないきれいな肌をキープしましょう。
この記事を書いた人 -WRITER-
アスリジエLAB.編集部
桜花媛が運営するアスリジエLAB(ラボ)の編集員で構成。メイクやスキンケアのヒントをお届けしています。アスリジエの名前は「明日のわたしがもっと花開く」という願いを込めて、日本語の「あす」とフランス語の「スリジエ(桜)」から生まれました。
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