乾燥肌向けのメイク方法とは?乾燥の原因やファンデーション・化粧下地の選び方を紹介|BBクリームの桜花媛
肌が乾燥すると、カサついてメイクのノリも悪くなりやすいもの。なんとか改善したいと思う方が多いのではないでしょうか。
そこで、今回は乾燥肌の特徴と原因をはじめ、乾燥肌の人におすすめのファンデーションや化粧下地の選び方、乾燥肌向けのベースメイクの方法について紹介します。
しっかりとキレイなベースメイクを作れるよう、ぜひご参考にしてください。
乾燥肌の特徴と原因
まずは、乾燥肌の特徴と、乾燥肌になってしまう原因について知っておきましょう。
◇乾燥肌とは?
乾燥肌とは、肌の水分や皮脂が不足してしまうため潤いがなく、洗顔や入浴のあとに肌がつっぱったり、カサカサしたりという症状が現れます。
ドライスキンとも呼ばれる乾燥肌は、皮脂の分泌がもともと少ないスネやヒザ、ヒジ、足の裏などが特に乾燥しやすいのが特徴です。
なお、乾燥肌の方は、肌のキメは細かいものの浅く見えにくいことが多いため、目元や口元が乾燥すると小じわができる場合もあります。
◇肌が乾燥してしまう原因
肌が乾燥してしまう原因として考えられるのは、バリア機能の低下、ターンオーバーの乱れ、紫外線の影響、加齢の4つです。
・バリア機能の低下
私たちの肌を覆っている表皮の一番外側には角質層というものがあり、「バリア機能」という役目を持っています。
バリア機能というのは外的刺激から肌を守ったり、肌内部の水分や皮脂が逃げるのを防いだりすることで、バリア機能が正常に働いていれば潤いのある肌を保つことがます。
しかし、何らかの理由でバリア機能が低下すると、肌の水分が逃げてしまうため、乾燥肌になってしまうのです。
バリア機能の低下を招くおもな要因としては、ターンオーバーの乱れや紫外線の影響、加齢などが挙げられます。
・ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーとは皮膚の新陳代謝のことで、健康な肌であれば、ターンオーバーにより約4~6週間で皮膚の細胞が生まれ変わります。
しかし、ターンオーバーのサイクルは、ストレスや生活習慣の乱れなどによって早くなったり、遅くなったりします。
特に注意したいのが、睡眠不足と栄養不足です。
ターンオーバーのサイクルを一定に保つには、睡眠中に成長ホルモンがきちんと分泌されることが大切です。
ところが、夜ふかしをしてしまうと成長ホルモンが十分に分泌されないため、皮膚のターンオーバーが滞ってしまいます。
また、毎日の食事から摂る栄養が不足してしまうと肌細胞の材料となるものが不足し、健康な肌が育たなくなってしまいます。
こうした睡眠不足や栄養不足が続くことでターンオーバーが乱れると、肌のバリア機能が低下し、水分が逃げやすい乾燥肌になってしまうのです。
・紫外線の影響
紫外線の影響で起こることとしてよく知られているのが、日焼けやシミの発生ではないでしょうか。
ところが、これは紫外線の影響で起こることの一部であり、ほかにもシワ・たるみなどさまざまな肌老化の原因となっています。
特に肌の一番外側にある角質層は、直接紫外線のダメージを受けてしまうため、皮膚のバリア機能が低下します。その結果、角質層から水分が奪われ、肌がごわつく原因にもなってしまうのです。
紫外線の影響が強くなる夏の時期は大量に汗をかくため、肌表面のpHバランスが崩れやすくなり、一時的に肌のバリア機能が低下する場合もあります。
紫外線は一年を通して降り注いでいるため、肌のバリア機能を維持するためには夏だけではなく通年でのUVケアが必要です。
・加齢
肌の一番外側にある角質層は、角質細胞と細胞の間を埋めている細胞間脂質というものから成っており、角質細胞はアミノ酸などの天然保湿因子(NMF)で満たされています。
細胞間脂質を満たしているのはコレステロールやセラミド、脂肪酸などで、これは肌のバリア機能を正常に働かせるために必要なものです。
しかし、年齢を重ねることで肌の水分やセラミドなどの細胞間脂質、NMFと呼ばれる天然保湿因子は減少していくため、バリア機能が低下しやすくなります。その結果、肌の水分や皮脂が奪われやすくなり、乾燥肌になってしまうのです。
個人差はあるものの、加齢によって乾燥肌になりやすい傾向があることは、覚えておくとよいでしょう。
乾燥肌の特徴と4つの原因について紹介しましたが、ご自身に当てはまるものはあったでしょうか。
加齢は防ぐことはできませんが、栄養バランスの良い食事と良質な睡眠をしっかりとるように心がけ、一年を通してUVケアをすることで乾燥肌の原因を改善することは可能です。
ぜひ生活習慣を見直し、しっかりとUVケアをして肌が乾燥するのを軽減しましょう。
乾燥肌の人におすすめ!ファンデーション・化粧下地の選び方
乾燥肌の人がメイクをすると、ベースメイクがカサついて粉を吹いたような仕上がりになる場合があります。
潤いのある肌に見えるようベースメイクを仕上げるには、どうしたら良いのでしょうか。ここでは、ファンデーションや化粧下地の選び方を紹介します。
◇保湿成分が含まれているものを選ぶ
乾燥肌の人が化粧下地やファンデーションなどのメイク用品を選ぶ際は、コラーゲンやヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分が多く含まれているものがおすすめです。
保湿成分が含まれているものを選ぶことで、肌に不足している水分や皮脂を補い、粉を吹いたようにカサつくのを防いでくれます。
特に保湿成分が豊富に配合された化粧下地は肌にしっかり密着するため、メイク崩れもしにくく、高いキープ力が期待できます。ホホバオイルやシアバターなど、植物オイルが含まれているものも角質層に浸透しやすいためおすすめです。
また、保湿クリームとして使える化粧下地や、スキンケア効果が期待できるアイテムも使い勝手が良く便利です。
◇マット系のものよりツヤ系のものを選ぶ
化粧下地やファンデーションには、サラサラの質感に仕上げるマット系と、しっとりした質感に仕上げるツヤ系があります。
乾燥肌の人が選ぶなら、やはり肌が潤っているように仕上がる、しっとりした質感のツヤ系がおすすめです。
テクスチャーはリキッドやクリームタイプなどの、肌になじみやすいやわらかいものを選ぶとよいでしょう。
なお、マットな質感のパウダータイプは肌のカサつきが目立ってしまう場合があるため、もし使う場合は薄めに塗って仕上げるようにしてください。
◇肌と相性の良いものを選ぶ
乾燥肌の人は肌のバリア機能が低下している状態といえます。肌に合わない成分が含まれている化粧品を使うと、それが刺激となって肌荒れの原因になったり、炎症などのトラブルを引き起こしたりする可能性もあります。
パッチテストやアレルギーテストが済んでいるアイテム、敏感肌用のアイテムなど、自分の肌に負担をかけない商品を選ぶようにするのがおすすめです。
サンプルやテスターで試して問題がないようなら小さいサイズを購入し、肌に合っていたら通常サイズを購入するなどの方法を採るのもよいでしょう。
◇UVカット効果があるものを選ぶ
バリア機能が低下している乾燥肌は、花粉や大気汚染、紫外線などの外部刺激に弱くなっています。
特に紫外線は肌を乾燥させやすくするため、UVカット効果のある化粧下地やファンデーションを選ぶようにしましょう。
屋内で過ごすことが多い日常生活であれば、SPF40くらい、PA++程度のもの、屋外でスポーツなどをする際はSPF50+、PA++++程度のものを選ぶとよいでしょう。
また、肌に余計な負担を与えないように、紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを重ね塗りするとよいでしょう。紫外線吸収剤不使用の日焼け止めは、敏感肌の人にもおすすめです。
乾燥肌の人がメイクをする際は、しっとりと潤った肌に見えるよう仕上げるのがポイントです。そのためにも、化粧下地やファンデーションは保湿成分が含まれているツヤ系のものを選びましょう。
バリア機能が低下した肌に負担をかけないよう、肌と相性の良いものや、UVカット効果があるものを選ぶことも大切です。
【乾燥肌向け】ベースメイクの方法
化粧下地やファンデーションの選び方がわかったら、次に知りたいのは乾燥肌の人向けのベースメイクの方法でしょう。
ここでは、化粧下地とリキッドファンデーションの塗り方に分けて解説します。
◇化粧下地の塗り方
化粧下地を塗る前に、丁寧にスキンケアを行ないましょう。洗顔後は化粧水と美容液をつけ、最後に乳液を塗って保湿します。
顔全体の乾燥が気になる場合は、保湿成分が配合されたフェイスマスクで保湿をするのがおすすめです。
部分的な乾燥が気になる場合は、コットンを化粧水でひたひたにしたコットンパックを数分間貼って保湿をしましょう。
なお、スキンケアをしてすぐにメイクを始めるのではなく、余分な水分や油分を軽くティッシュでオフしてから始めます。
- 1. パール粒大の化粧下地を、両頬・額・鼻。あごの5点に置きます。
- 2. 顔の中心から外側へ向け、指先で均一に化粧下地を伸ばします。肌に負担がかからないよう、力を入れずに伸ばしましょう。
- 3. 化粧下地を顔全体に伸ばしたら、手のひらで軽く押さえます。
◇リキッドファンデーションの塗り方
- 1. リキッドファンデーションはおでこに3点、両頬に2点ずつ、あご1点の計8点に置きます。
- 2. 化粧下地同様、顔の中心から外側へ均一に伸ばしましょう。水を含ませたパフで伸ばすと肌への密着感がアップし、ツヤのある仕上がりになります。肌への刺激を抑えるためには、目が細かいパフでポンポンと叩くように伸ばすのがポイントです。
- 3. テカリなどが気になる場合は、仕上げにルースパウダーをふわっとのせます。化粧ブラシを使うことで、ソフトな印象に仕上がります。
乾燥肌の人がベースメイクをする際は、丁寧なスキンケアでしっかりと保湿しておくことが1つめのポイントです。
2つめのポイントは、化粧下地を顔全体に均一に伸ばすこと。肌への負担を減らすため、力を入れずに伸ばすことも大切です。
3つめのポイントは、水を含ませたパフでリキッドファンデーションを均一に伸ばすこと。ツヤのある仕上がりにすることで、肌が潤って見えます。
乾燥肌の人でも、ちょっとした工夫でツヤ感のあるベースメイクが作れます。ぜひ3つのポイントを参考にしてください。
まとめ
乾燥肌でメイクのノリが悪いという方は、肌のバリア機能が低下して水分を奪われやすくなっています。
潤いのある肌に見えるようにするには、健康な肌を作るために必要な栄養と睡眠を十分にとったうえでUVケアをすること、保湿ケアをしたあとにベースメイクをするのがポイントです。
今回は化粧下地とリキッドファンデーションを使ったベースメイクを紹介しましたが、日本製のBBクリーム「桜花媛」なら1本でツヤ感のあるベースメイクが完成します。
お好きな2色をお選びいただける「お試しサンプル」をご用意しておりますので、ぜひお気軽にお申し込みください。
この記事を書いた人 -WRITER-
アスリジエLAB.編集部
桜花媛が運営するアスリジエLAB(ラボ)の編集員で構成。メイクやスキンケアのヒントをお届けしています。アスリジエの名前は「明日のわたしがもっと花開く」という願いを込めて、日本語の「あす」とフランス語の「スリジエ(桜)」から生まれました。
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