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くすみに最適なコントロールカラーの選び方・塗り方|BBクリームの桜花媛


くすみに最適なコントロールカラーの選び方・塗り方|BBクリームの桜花媛


顔のくすみをカバーするアイテムの一つにコントロールカラーがありますが、色や形状の種類が多いため、どれを選べば良いのかわからないという方も多いようです。コントロールカラーを使うことでさまざまな肌悩みを解消できるので、「わからないから使わない」というのはもったいないことです。

そこで今回は、そもそもコントロールカラーとは何なのか、なぜくすみに最適なのかという基本的なところから、くすみに最適なコントロールカラーの選び方や塗り方までを、詳しく解説します。



コントロールカラーとは?くすみに最適な理由



ここではコントロールカラーの基本的な役割と、くすみに最適といわれる理由を解説します。

◇コントロールカラーってなに?


コントロールカラーとは、ファンデーションの前に塗ることで肌色を補正し、肌悩みを緩和させてくれる化粧品です。地肌と異なる色を補うことで均一感のある肌に演出できたり、なりたいイメージに合わせて肌の色のニュアンスを変えたりできるというメリットがあるので、便利なアイテムとして押さえておくとよいでしょう。

◇顔のくすみにコントロールカラーが最適な理由・メリットとは


くすみなどの肌悩みが気になるところに適切な色のコントロールカラーをのせることで、くすみなどを目立ちにくくすることができます。くすみ対策として使われるアイテムにはコンシーラーもありますが、大きな違いとして挙げられるのは、コンシーラーはニキビなどの「点」の悩みをカバーするのに効果的で、くすみや顔の赤みなど「面」の悩みをカバーするのはコントロールカラーが最適ということです。

そのため、なんとなく地肌がくすんでいる、あるいは肌がすっきりしないくすみに対しては、面でカバーできるコントロールカラーが最適とされるのです。さらに、コントロールカラーで地肌の色を整えておくとファンデーションの量が減るため、厚塗りを防ぎ、時間が経ってからのくすみや乾燥を予防できるというメリットもあります。

部分的な肌悩みにはコンシーラー、全体的な肌悩みにはコントロールカラーと覚えておきましょう。



コントロールカラーの色の種類と特徴・くすみに対する効果





コントロールカラーは色が豊富で、それぞれの色に特徴があります。ここではコントロールカラーのなかでも主要な色と特徴、くすみに対する効果などについて解説します。

◇ピンク


ピンクのコントロールカラーは、くすみを払拭したり華やかに見せたりする効果があり、青っぽいくすみを和らげたい方に向いています。もともと色白の方や、いつも顔色が青白くて血色を良くしたい方におすすめのカラーで、頬のあたりに塗るとほんのり血色の良い肌に仕上げられるなど、部分使いもできます。

ただし、ピンクのコントロールカラーはアイテムによってピンクの色味に幅があるため、青みが強いピンクの場合は血色が悪く見えてしまうこともあります。また、もともとの肌の色が普通~黒い方が使うと、腫れぼったい印象になってしまったり、赤みが出やすい肌に塗ると目立ってしまったりするため、注意が必要です。

◇オレンジ


オレンジのコントロールカラーは、シミやそばかすなど茶色っぽい肌の悩みを目立ちにくくする効果があるため、茶ぐすみで悩んでいる方におすすめです。黒クマや肌のたるみでできた影の部分に使うと、黒さや影色を薄めて肌の表面を滑らかに整えてくれる効果もあります。

ただし、肌の色が白い方には暗く感じたり、黄色っぽくなったりすることがあります。また、ブルーベースの肌の方がオレンジのコントロールカラーを使うと、肌から浮いてしまうこともあるので、部分的に使うように注意しましょう。

◇イエロー


イエローのコントロールカラーは、肌の色をパッと明るくして健康的に見せてくれる効果があるため、肌全体のくすみや色ムラに悩んでいる方におすすめです。イエローベースが多い日本人の肌には特になじみやすく、肌の赤みを抑えて明るく見せたい方にもぴったりです。全体的な色ムラをなくして均一な肌にしてくれるため、茶ぐすみを目立ちにくくし、ふっくらとやわらかい肌に見せてくれる効果もあります。

ただし、青みが強いクマなどにイエローのコントロールカラーをのせると顔色が悪く見えてしまうため、のせる場所と量には注意が必要です。

◇グリーン


グリーンのコントロールカラーは頬や小鼻などの赤みを消したり、ニキビ跡などのカバーをしたりする効果があるため、赤ら顔や肌の凹凸で悩む方におすすめです。イエローよりもさらに強い赤みを抑えるほか、トーンアップする効果を兼ね備えているため、肌を明るく見せてくれます。

グリーンには青みの要素が入っているので透明感も演出できますが、顔全体に使うと青白くなり、顔色が悪く見えてしまいます。肌の色と反対の色であるグリーンは発色が強いため、気になる部分にスポット的に使いましょう。量が多すぎると残った肌色が緑っぽく浮くことがあるので、注意が必要です。

◇ブルー


ブルーのコントロールカラーは、黄ぐすみが気になる方におすすめです。黄色の反対色であるブルーは黄色みを抑えて透明感を引き出してくれるため、陶器のような明るい肌色を演出できます。イエローベースの肌を白く見せたいときや、額や鼻筋・あごなどのハイライト代わりとして部分的に使用するのもおすすめです。

ブルーのコントロールカラーが持つ効果はパープルと似ていますが、パープルと比べると白っぽさが少し強いのが特徴です。そのため、肌の色が白い方やブルーベースの方が使うと顔色が悪く見えてしまう可能性が高く、使用量に注意が必要です。茶色~黄色みの強い肌色の方には浮きやすいため、白浮きすることがあることも覚えておきましょう。

◇パープル


パープルのコントロールカラーには黄ぐすみを抑えて透明感を出す効果があるため、黄ぐすみを取り払って肌を明るく見せたい方におすすめです。顔の赤みを抑えながら血色を良く見せて、華やかな印象の肌にしてくれる効果もあるパープルは、ピンクとブルーの良いところが合わさった色なので、肌の赤みと黄みを抑えてくれます。

ブルーは人によって白浮きしてしまう可能性がありますが、ピンクが入っているパープルなら、白浮きせず自然にトーンアップさせてくれるほか、イエローベースの肌の方がブルーベースのような肌色にしたいときにも使えます。ただし、肌の青みが強いところにのせると顔色がグレーっぽくくすむことがあるので注意しましょう。

◇ホワイト


ホワイトのコントロールカラーは、肌色のトーンだけを上げて色白肌に見せるアイテムなので、くすみを払拭したり赤みを消したりする効果は低いといえます。

しかし、色ムラにならずにパッと明るい肌に見せたいという方や、色白肌に憧れる方が自然な色白肌に見せたいというときには最適です。

コントロールカラーの色選びをする前に、くすみの色や自分の肌の色を確かめておきましょう。



くすみをカバーするためのコントロールカラーの選び方



「くすみをカバーする」という目的に合うコントロールカラーの選び方を、6つにわけて紹介します。

◇くすみの悩みと自分の肌の色で選ぶ


黄ぐすみをカバーするならブルーかパープルがおすすめですが、色白の方がブルーを選ぶと顔色が悪く見えてしまうため、ピンクが入っているパープルを選んだほうが自然にカバーできる可能性があります。このようにコントロールカラーは、くすみの色や自分の肌の色によって最適な色が異なるため、くすみの色と自分の肌の色を確認し、明確にしてから選ぶのがおすすめです。

◇崩れにくく、お肌をキープしてくれるものを選ぶ


コントロールカラーで肌悩みが解消できても、夕方になると化粧崩れをしてしまったり、顔がくすんで見えたりしては意味がないので、化粧下地と同様に崩れにくく、一日中くすみのない肌をキープしてくれるものを選びましょう。

◇伸びやすくて塗りやすいものを選ぶ


伸びが悪いと何度も伸ばすために肌を摩擦するため、肌へ負担がかかってしまいます。伸びが良く塗りやすいコントロールカラーを選ぶことで、肌への負担を減らしましょう。

◇肌なじみが良いものを選ぶ


ブルーやグリーンのコントロールカラーは肌をトーンアップさせたり、透明感を引き出したりする効果がありますが、実際の肌の色とは違うため、肌なじみが悪いと色浮きしてしまう可能性もあります。自然な仕上がりにするためにも、できるだけ肌なじみが良いものを選ぶことが大切です。

◇お試しの際には肌に伸ばしたときの色で選ぶ


コントロールカラーは、しっかり肌に伸ばした状態でないと色の広がりが確認できません。手の甲に少量を置いただけで判断してしまうと、実際に使ってみたら白っぽさが残ってしまったり、思ったような効果が出なかったりということも起こります。サンプルなどで試す場合は、しっかりと肌の上になじみませて、どのように色が広がり落ち着くのかをしっかり確認しましょう。

◇くすみをカバーしたい場所・コントロールカラーの形状で選ぶ


コントロールカラーにはチューブタイプ・クッションタイプ・チップタイプ(ペンシルタイプ・スティックタイプ)などの形状があるため、それぞれの特徴を踏まえて選ぶとよいでしょう。

チューブタイプは顔全体のくすみに塗るときや、口元や目元などの乾きやすい場所にも使いやすく、しっとりとした仕上がりになります。また、チップタイプであれば、目元・口元などのピンポイントでカバーしたいところに塗ることができます。このように、くすみをカバーしたい場所によって使いやすい形状のコントロールカラーを選ぶのも大切です。

ここで紹介した6つの選び方を参考に、肌悩みや自分の肌に合うコントロールカラーを見つけてください。



くすみを上手にカバーするコントロールカラーの塗り方



くすみを上手にカバーするには、コントロールカラーの塗り方にもポイントがあります。

◇コントロールカラーを塗る順番


ベースメイクの正しい順番は次のようになります。
  1. 日焼け止め・下地

  2. コントロールカラー

  3. ファンデーション

上記を見てわかるとおり、コントロールカラーはメイク下地のあと、ファンデーションの前に使用するのが一般的です。ファンデーションの前にコントロールカラーを使用することで、ファンデーションだけでシミをカバーする必要がなくなるため、厚塗りや厚塗りが原因の化粧崩れを防ぐことができます。

◇コントロールカラーの塗り方の基本


コントロールカラーの塗り方は、部分使いと全体使いの2つが基本です。それぞれ、どのように使い分けるのかを解説します。
  • 部分使いの場合の塗り方・使い方

くすみが目立ちがちな目元や口元のほか、赤みやニキビ跡、シミなどの気になる部分をカバーしたいときは、コントロールカラーを部分使いします。

  1. スキンケアが終わったら、顔全体に化粧下地を塗ります。
  2. コントロールカラーを指先にとり、手の甲にのせて量を調整します。
  3. くすみなどのトラブルが気になる部分に、コントロールカラーを指先で優しくポンポンとなじみませます。厚塗りしてしまうと崩れやすくなるので、薄くつけることがポイントです。
  4. いつも使っているファンデーションやフェイスパウダーを重ねて完了です。

  • 顔全体の場合の塗り方・使い方

顔色をパッと明るくしたいときや透明感を出したいときは、顔全体にコントロールカラーを使うのがおすすめです。

  1. スキンケアが終わったら、顔全体に化粧下地を塗ります。
  2. パール1粒程度のコントロールカラーを手の甲にとり、指先でなじみませます。
  3. 両頬・額・鼻・あごにコントロールカラーをのせ、指の腹で外側に向かって伸ばします。
  4. スポンジで軽く叩くようにしてコントロールカラーをなじみませます。
  5. いつも使っているファンデーションやフェイスパウダーを重ねて完了です。

なお、BBクリームもコントロールカラーのあとに使用します。コントロールカラーの基本的な塗り方をマスターして、くすみなどの肌悩みを解消しましょう。



まとめ



コントロールカラーは肌色を補正して、くすみなどの肌悩みを緩和させてくれるアイテムです。さまざまな色があり、それぞれに特徴があるため、自分に合う色を見つけるには、くすみのタイプや自分の肌の色を確認しておくことも必要です。

コントロールカラーを使うことで、ファンデーションの厚塗りや化粧崩れを防ぎながら肌悩みを解消できるので、基本的な塗り方もぜひ身につけたいところです。コントロールカラーのあとにBBクリームを重ねる際も、いつもより少ない量できれいに仕上げられるので、ぜひお試しください。

また、ベースメイクやスキンケア、UVケアの役割を1本で解決してくれるBBクリームでも、ピンク・ナチュラルピンク・オークル・ライトオークルなどさまざまな色のものがあります。くすみが気になる方は、普段使っているBBクリームの色を見直して、肌の色に合わせてくすみをカバーしてくれるものを選んでみるのもいいでしょう。



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アスリジエLAB

アスリジエLAB.編集部

桜花媛が運営するアスリジエLAB(ラボ)の編集員で構成。メイクやスキンケアのヒントをお届けしています。アスリジエの名前は「明日のわたしがもっと花開く」という願いを込めて、日本語の「あす」とフランス語の「スリジエ(桜)」から生まれました。
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