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くすみ顔・くすみ肌の化粧下地の選び方・塗り方~くすみの原因と種類・対処法も解説|BBクリームの桜花媛


くすみ顔・くすみ肌の化粧下地の選び方・塗り方~くすみの原因と種類・対処法も解説|BBクリームの桜花媛


40代・50代と年齢を重ねるにつれ、さまざまな肌の悩みを持つようになる方も多いのではないでしょうか。

「くすみ」は肌の悩みの一つですが、顔色が悪く見えたりメイクのノリが悪くなったりするだけではなく、実際の年齢よりも老けて見えるため、若々しさを維持したい女性にとって大きな問題です。

しかも、くすみには黄くすみや青くすみなどの種類があり、それぞれ原因が異なるので対処法もさまざまです。

そこで今回は、くすみ顔・くすみ肌を化粧下地でカバーする方法や、くすみの原因に合わせた対処法について解説します。



くすみ顔・くすみ肌とは?化粧に化粧下地を取り入れることのメリット



まずは、くすみ顔・くすみ肌がどのような状態なのか、化粧下地を取り入れることでどのようなメリットがあるのかを知っておきましょう。

◇くすみ顔・くすみ肌とはどのような状態?


「顔色がくすんで見える」「最近くすみが気になる」など、普段の会話でも耳にすることがある『くすみ』とは、肌が本来持っている透明感や明るさ・ツヤを失うことで、顔全体のトーンが本来の肌のトーンよりも暗く見える状態のことをいいます。

首よりも顔のほうが肌のトーンが暗く見えたり、これまで使っていた色のファンデーションが肌の色から浮くようになったりしたら、くすみ顔・くすみ肌になっている可能性が高いと考えられます。

くすみ肌は不健康で暗い印象を与えるだけではなく、実際の年齢より老けて見える原因にもなるため、くすみをカバーするメイク方法を取り入れましょう。

◇くすみ対策で化粧下地を取り入れるメリット


ファンデーションを塗る前に使う化粧下地には、次のような役割があります。
  1. 毛穴の凹凸を滑らかに整えてファンデーションの密着力を高め、化粧ノリを良くする


  2. 余分な皮脂を抑えてテカリを防止する


  3. 皮脂を抑えて化粧崩れを防止する


  4. 色つきの化粧下地で肌色を調整してシミ・くすみをカバーする


  5. 紫外線や乾燥などの刺激から肌を保護する


くすみ対策として化粧下地を取り入れるメリットは、4.に挙げた「くすみをカバーする」という役割にあります。化粧下地にはピンクやイエロー、グリーンやオレンジなど色つきのものがあり、肌色を補正するコントロールカラーとして使えるため、くすみや赤みなどをカバーして目立たなくしてくれます。

くすみをカバーするために大切な化粧下地ですが、「あとでファンデーションを重ねるから」という理由で、深く考えずに化粧下地を選んでいる方も多いようです。ここからは化粧下地の選び方について紹介しますので、自分の肌質やくすみの色に合う化粧下地を見つけるための参考にしてください。

◇カバー力の高い化粧下地を選ぶ


気になるくすみをファンデーションだけでカバーしようとすると、どうしても厚塗り感が出てしまうため、実際の年齢より老けて見られることもあります。

しかし、カバー力の高い化粧下地を選ぶことでファンデーションの厚塗りが防げるため、ナチュラル感のある仕上がりになります。

◇乾燥が気になる方は、保湿成分・美容成分の配合された化粧下地を選ぶ


年々進化している化粧下地には、保湿成分や美容成分が贅沢に配合された商品も数多くあります。年齢を重ねるとともに、お肌の弾力や保湿力に大切な成分である「セラミド」「ヒアルロン酸」「エラスチン」が減少し、40代・50代の肌は弾力や潤いを維持するのが難しくなります。乾燥が気になる方は保湿成分や美容成分が含まれている化粧下地を選びましょう。

◇テカリが気になる方は、保湿成分と皮脂吸着成分が配合された化粧下地を選ぶ


乾燥した肌を守るために過剰に分泌された皮脂は、テカリとなって顔の表面に現れます。つい「肌のテカリが気になるのはオイリー肌だから」と思いがちですが、実際には乾燥が原因ということです。

そのため、テカリが気になる場合も、保湿成分の配合された化粧下地を選ぶのが基本です。さらに、余分な皮脂を吸着してくれる、パウダーなどの皮脂吸着成分が配合された化粧下地を選ぶことで、皮脂による化粧崩れを防げます。

◇肌に負担の少ない無添加の化粧下地を選ぶ


年齢を重ねるにつれ肌が乾燥しやすくなった、あるいは肌が敏感になったという方は、できるだけ肌に負担のかからない化粧下地を選びましょう。香料や着色料などを使っていない無添加のものや、天然成分を使っているものを選ぶと安心です。



くすみの色に合わせた化粧下地の選び方



肌のくすみには「黄くすみ」「青くすみ」「茶くすみ」と、大きく分けて3つのタイプがあります。くすみのタイプに合う色の化粧下地を選ぶことでカバー効果も高くなるため、自分のくすみのタイプを知っておくことが大切です。
ここでは、それぞれのタイプのくすみにおすすめの化粧下地の色をはじめ、全体的に肌の色が冴えないという方にも合う、化粧下地の選び方をご紹介します。

◇黄くすみにおすすめの化粧下地の色


顔の色が黄色く、くすんで見える黄くすみタイプには、パープルの化粧下地がおすすめです。パープルが黄色みを抑え、透明感のあるきれいな肌に見せてくれます。もともとの肌の色によっては、ブルー系やグリーン系の化粧下地でも合います。

◇青くすみにおすすめの化粧下地の色


肌が青白く見える青くすみタイプには、ピンクの化粧下地がおすすめです。ピンクが血色の良い健康的な肌に見せてくれます。顔全体をふっくらと優しく見せてくれるため、やわらかな印象を与えます。

◇茶ぐすみにおすすめの化粧下地の色


くすみ感が特に強く、暗い影のあるような茶ぐすみタイプには、オレンジの化粧下地がおすすめです。特に肌色が黄み系の方に向いています。赤みの強い方にはイエローの化粧下地をおすすめします。

◇全体的な肌の色が冴えないくすみ


「肌の色が全体的になんとなく冴えない」「くすみ感が強い」という方には、イエローの化粧下地がおすすめです。グレーがかった肌のくすみをカバーして、自然な肌の色に近づけてくれます。肌を明るく見せる効果もあります。



くすみ対策の化粧下地を塗る順番・塗り方とポイント





化粧下地を塗る順番は、基本的に以下のとおりです。
  • 洗顔のあと化粧水と乳液でスキンケアをする


  • 日焼け止めクリームを塗る(必要に応じて)


  • 化粧下地を塗る


  • リキッドファンデーションを顔全体にのばす


  • コンシーラーでシミなどをカバーする(必要に応じて)


  • フェイスパウダーで仕上げ

化粧下地にはUVカット成分が含まれていないものもあるため、できるだけ日焼け止め効果があるものを選ぶことをおすすめします。室内で過ごすことが多いなら「SPF10~20」「PA++~+++」を、外出することが多いなら「SPF30~50」「PA+++~++++」を選ぶとよいでしょう。 なお、日焼け止め効果がある化粧下地であれば、スキンケアのあとすぐに塗ってもかまいません。

◇化粧下地の塗り方とポイント


化粧下地は肌色を調整するだけではなく、ベースメイクの土台としての役割もあります。化粧下地を塗る際のひと手間がメイクを美しく仕上げ、長時間キープしてくれます。化粧下地の塗り方とポイントを解説します。
  1. スキンケア・保湿を行なう

  2. スキンケア・保湿のあとにティッシュで軽く押さえ、塗りムラになるのを防ぐ。

  3. 少し足りないくらいの化粧下地を手のひらに取る

  4. 直径約8mm(パール粒大)が目安。塗りすぎるとファンデーションがムラになり、白浮きする。

  5. 顔の広い部分(両ほお・額)の3ヵ所にのせる

  6. 化粧下地を指に取り、それぞれ顔の中央よりにのせる。

  7. 指の腹を使って中心から外側へ放射状にのばして塗る

  8. 額から鼻、両ほおはしっかりカバーするようにのばし、指に残った化粧下地を目元・口元に薄くのばす。
    フェイスラインは厚塗りにならないよう薄くのばす。

  9. 化粧下地をスポンジで押さえる

  10. 化粧下地に塗りムラがあるとファンデーションがきれいに塗れないため、スポンジでタッピングをする。



くすみ顔・くすみ肌になってしまう原因と対処法



化粧下地の選び方や塗り方は、くすみ顔・くすみ肌の悩みをすばやく解消したいときには有効ですが、くすみそのものを解消することはできません。また、くすみの原因は5つあるため、それぞれの原因に合わせて対処する必要があります。ここではくすみの原因と対処法について紹介します。

◇血行不良によるくすみ


血液やリンパの流れが滞ると肌に十分な栄養が届かなくなるため、毛細血管が青く目立つようになります。そのため肌が青っぽくくすみ、顔色が悪く見えます。血行不良の原因となるのは運動不足や冷えのほか、疲れやストレスによる緊張などが挙げられます。

対処法としては、軽いランニングやウォーキングなどの運動を定期的に行なったり、リンパの流れに沿った顔のマッサージをしたりすることで血行不良を改善することをおすすめします。

また、ショウガや根菜類、ブロッコリーなどの、体を温めるといわれる食材を積極的に取り入れたり、浴槽に浸かって入浴したりするのも体の内側から温めて血行を良くするので、ぜひ取り入れてみてください。

◇肌乾燥によるくすみ


冷暖房の使用により湿度が低下した空間で長く過ごしたり、洗顔をしすぎたりすると、肌が乾燥してキメが乱れます。すると肌表面に凹凸ができるため、光を受けたときに影を作り、肌色を暗く見せるのです。

対処法としては、冷暖房を使うときは加湿器も一緒に使う、熱いお湯で洗顔しないなど、乾燥させないように注意することと併せて、保湿効果の高い化粧品でしっかりと保湿ケアをすることが基本です。

特に肌の乾燥がひどいときは、保湿成分や美容成分をたっぷり含んだシートマスクを利用するのもおすすめです。

◇紫外線などによるメラニンが原因によるくすみ


紫外線や摩擦による刺激を与えすぎると、肌がメラニンを過剰に生成するため、日焼けしたような茶色っぽいくすみとなって定着してしまいます。さらに、40代・50代になるとターンオーバーの周期が長くなるため、古い角質やメラニンが排出されにくくなり、メラニンによるくすみの原因となります。

対処法は年間を通してUVケアをすることと、摩擦による刺激を避けるため、頬骨の上や目の周りなど肌の薄い部分を強くこすらないようにすることです。

◇角質肥厚によるくすみ


年齢を重ねるとターンオーバーの周期が長くなるため、古い角質が排出しきれずに肥厚して、透明感のないくすみになります。肌がごわつく感じがする場合は、角質肥厚によるくすみの可能性が高いといえるでしょう。

ターンオーバーの周期は加齢のほか、疲れや睡眠の質によっても乱れるため、栄養バランスの良い食事をしたり、起床後に太陽の光を浴びたりして、生活習慣を見直すことが大切です。

また、定期的にピーリングで古い角質を取り除くほか、レチノールやレチナールなどのビタミンAを配合した化粧品を取り入れて、ターンオーバーを促進することも対処法の一つです。

◇糖化によるくすみ


肌色が黄色っぽくくすんでいて透明感がないのは、糖化が原因のくすみであると考えられます。糖化とは、白米や麺類、砂糖などの糖質を多く摂取した際に、体内で余分に蓄積された「糖」が肌のタンパク質と結びつき、AGEs(最終糖化生成物)に変わることをいいます。黄くすみになるのは、AGEsが黄褐色をしているからです。

なお、AGEsの生成は紫外線や喫煙によっても促進されますので、対処法としては過剰な糖質を避け、糖代謝を促す生活習慣を身につけること、年間を通してUVケアをすること、禁煙することの3点がポイントです。

食事は野菜から食べるようにし、空腹時はスイーツ(糖質)の代わりにナッツ類を食べるようにすれば、急激に血糖値が上昇するのを防げます。さらに、食後1時間以内に運動することで、食事で摂った糖をエネルギーとして消費できるのでおすすめです。



まとめ



肌が本来持っている透明感や明るさ・ツヤを失ったために、顔全体のトーンが本来の肌のトーンよりも暗く見える「くすみ」は、不健康で暗い印象を与えるだけではなく、実年齢よりも老けて見えるというデメリットがあります。

くすみをメイクでカバーするには、くすみの種類に合わせた色つきの化粧下地を使うのがおすすめです。化粧下地にはさまざまな種類があるので、40代・50代という年齢に合わせるなら、カバー力の高さや保湿力、肌に負担の少ない無添加のものを選ぶとよいでしょう。

くすみの色に合わせるなら、黄くすみにはパープル、青くすみにはピンク、茶ぐすみにはオレンジの化粧下地を選びましょう。全体的な顔色が冴えない場合はイエローを選ぶと自然な肌色にカバーできます。

くすみ顔・くすみ肌をメイクでカバーしたいけれどアイテムを増やしたくない方や、ベースメイクに時間をかけたくない方には、BBクリームもおすすめです。カバー力が高く、1本で化粧下地・日焼け止め・ファンデーションの役割を果たしてくれるので、短時間でベースメイクが仕上がります。

なお、くすみそのものの予防や改善には、血行を良くして保湿ケアやUVケアをすること、定期的なピーリングで古い角質を除去したり、過剰な糖質を避けて糖代謝を良くしたりすることなどの方法があります。

くすみ顔・くすみ肌を根本から改善するのは時間がかかりますが、毎日の生活に取り入れやすい対処法から始めてみると続けやすいのではないでしょうか。



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アスリジエLAB

アスリジエLAB.編集部

桜花媛が運営するアスリジエLAB(ラボ)の編集員で構成。メイクやスキンケアのヒントをお届けしています。アスリジエの名前は「明日のわたしがもっと花開く」という願いを込めて、日本語の「あす」とフランス語の「スリジエ(桜)」から生まれました。
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